竹一刀彫

つくりたいものが、まだまだある

「香川でなければ、私の技は磨かれなかった」と語るのは西村秋峯さん。日本で唯一の竹一刀(たけいっとう)彫師です。最も好きなモチーフは仏の姿。「仏様は美しい。何度彫っても、やっぱり美しい」。初めて彫り上げた作品は、今も手元に置いてあります。
 中学生の頃から彫刻刀を握るようになった西村さん。会社勤めの傍ら家業を手伝い、独立後は栗林公園商工奨励館での展示会に出展。香川を代表する漆芸家と肩を並べる中で「塗り方、描き方、彫り方。つくるということのすべてを彼らから学んだ」といいます。匠の技を吸収し、ついには香川漆芸の祖・玉楮象谷(たまかじぞうこく)の「讃岐彫り」の技を復元しました。
 絵を見ると竹に彫った姿が頭に浮かぶという西村さん。「材料も道具も、腕もある」。思い描く世界は広がり続けます。

竹一刀彫

丸みのある形で細やかな描写が難しいとされている竹に、美しい彫りを施した作品の数々。

西村 秋峯

伝統工芸士 竹一刀彫・西村 秋峯(にしむら しゅうほう)
1942年台湾生まれ。就職後も竹一刀彫の修行を続け、1980年に独立。全国の百貨店や栗林公園商工奨励館での展示会に継続的に出展。1994年日本煎茶工芸展入選、現在まで連続入選中。2017年「現代の名工」認定。2018年黄綬褒章受賞。

さぬき竹一刀 茶合 随処作主(ずいしょさしゅ)

煤竹に手彫した煎茶具「茶合(ちゃごう)」です。
わらぶき屋根に使われていた竹が150年余の間、囲炉裏の煙で自然に燻されてできた 今では貴重な煤竹に手彫が施された茶合です。 繊細な線、竹の強さと美しさの上に願いを込めた絵柄が表現されている逸品です。
「随処作主(ずいしょさしゅ)」は、禅の語録『臨済録』にある「どんな場所にいても、状況に流されず、自分が自分の主(あるじ)であれ」という非常に力強く、ポジティブな言葉です。 茶合を使うたびにその言葉が目に入り、ふと我に返るきっかけを与えてくれます。
この商品は匠の技と心をもつ、西村秋峯さんの作品です。

【素材】煤竹
【サイズ】約14cm×5.2cm×H2.4cm
※自然が作った煤竹なので煤の具合がそれぞれ異なります。
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